layeremes

layerbuttonを利用したlayeremesオブジェクトを作成

layeremes p1,p2,p3,p4,"string",p5,p6,p7,p8 {}

(プラグイン / モジュール : mod_layerbutton-emes)

解説

layerbuttonを利用した1文字ずつ文字を表示するlayeremesオブジェクトを配置します。
layerbutton命令と同様、命令末尾に {} を記述してサブルーチンを指定する少し特殊な構文を用います。
サブルーチンの最後には必ず return を記述してください。

p1〜p4 は layerbutton と同様のものです。

"string" には表示するメッセージを指定します。
文中に以下の制御記号を挿入できます。
・"~"(チルダ) : 文字送り待機
・"^"(ハット) ： ページ送り待機 (行末のみ指定可能)
また、行頭に「;」、文中に「/＊＊/」を書くことで、文字の色やフォントを変更するコマンドコメントを記述できます。
使用可能なコマンドは以下の通りです。

コマンドコメントは内部で自力解析を行っているため、単純な値指定のみ対応しています。
計算式や変数の使用はできません。

p6 に 0 以上を指定すると、そのフレーム数ごとに文字が1つずつ表示されます。
負数を指定すると、「1フレームあたりに表示する文字数」を指定できます。
・例： p6 = -3 → 1フレームに3文字ずつ表示
・特殊値 -1 → "^"(ハット)ページ区切りまでを一気に表示。このとき "~"(チルダ) の待機は無視されます。

引数 p7, p8 で、横方向, 縦方向のアラインメントを指定できます。
p7 : 0 = 左寄せ, 1 = 中央寄せ, 2 = 右寄せ
p8 : 0 = 上寄せ, 1 = 中央寄せ, 2 = 下寄せ

サブルーチンは文字が表示される直前に呼び出されます。
背景装飾や、メッセージ表示完了の検知などに利用できます。
・現在の状態はシステム変数 layemes_stat で確認可能です。
・ステータスが変化してからのフレーム数は layemes_cnt に格納されます。
・サブルーチン呼出時には、stat に「表示済み文字数」が代入され、カレントポジションは文末位置になります。
　（ただし カレントポジションの x, y が -1 のときは使用しないでください。）
layerbutton 命令のサブルーチン内で動作しているため、laybtn_ezbox や layerbtn_stat などの命令・変数も利用可能です。

通常、layeremesオブジェクトはメッセージ表示完了後に自動削除されます。
layemes_settings で、メッセージ表示完了後も削除されないようにできます。

layeremesオブジェクトは objprm でパラメータを変更することができます。
・objprm id,"string" : 新たなメッセージ表示を開始
・objprm id,int : 「1文字表示するのに掛けるフレーム数」を変更

関連項目

サンプル逆引き (1)

情報