使用方法

以下の説明で使用される画像は、初期状態のスキン画像を用いた状態のものです。
指し示す部位や名称も設定次第では異なります。

本ソフトを実行すると次のような画面が表示されます。

実行時の画面
  1. 現在の色が表示されている小窓です。
    この小窓を少し左ドラッグするとスポイト開始となります。
    マウスの左ボタンを放した位置の色を、現在の色として取得します。
    スポイト中の小窓ではマウスカーソル周辺の画面が拡大表示されます。
    また、スポイト中はカーソルキー等で、マウスカーソル位置の微調整が可能です。
  2. 現在の色のRGB値を操作する部分です。
    左側に各要素の数値が表示され、右側のバーでマウスによる操作が可能です。
    また、操作中の要素に対してはマウスホイールやキーボードによる操作も可能となります。
  3. 現在の色のRGB値が表示されています。
    この部分をクリックする事で、表示されている文字列をクリップボードへコピーします。
    RGB値の表記形式は、右クリックメニューの「表記形式」で選択できます。
    INIファイルを直接編集する事で、表記形式の編集や追加も可能です。
  4. 最小化・色リスト表示・終了などの機能ボタンが並んでいます。
    ボタン等にカーソルを乗せると、色の変化などでそこにボタンがある事を示します。
    カーソルを乗せて少し待つとツールチップが表示されますので、それで何のボタンか判断して下さい。

以上が基本的な使用方法となります。


現在の色

ツール本体で現在扱っている色が現在の色です。
ツール本体で扱える色は常にこの一色のみです。
複数の色を保持しておくには色リストへの追加などが必要となります。

HSV操作用に拡張された画面 スポイト中の画面

HSV値操作がONの状態の画面です。
操作項目が増えた分、画面が少し拡張されます。
さらに右側はスポイト中の画面です。

  1. 小窓です、通常時は現在の色で塗り潰されています。
    ここをドラッグする事でスポイトモードとなり、画面上の色を取得できます。
    また、ダブルクリックする事で色選択ダイアログを表示します。
  2. RGB値の操作バーです。バーはマウスで操作します。
    操作中の項目に対してはマウスホイールやキーボード操作も有効となります。
    カーソルキーで数値の増減、数字キーで数値の直接入力も可能ですが少々クセがあります。
    常に0埋め3桁数字で入力するようにすると意図した数値が入力できると思います。
  3. HSV値の操作バーです。操作自体はRGB値のものと同様です。
    通常Hの値は0~359の範囲を取りますが、設定でHSP式の0~191の範囲にする事もできます。
    HSV値は、もう少し赤っぽく・もう少し薄く・もう少し暗くといった感覚的な微調整に向いてると思います。
  4. このスキンでは色の色相環が表示されていますが、この色相環自体に意味はありません
    右側の画像のように、スポイト時の現在位置の色と座標を表示する為の領域として機能します。
  5. 現在の色のRGB値が、選択中の表記形式で表示されます。
    クリックする事で表示されている文字列をクリップボードへコピーします。
    またの真下のボタンで、現在の色を色リストへ追加します。


色リスト

色リスト

色リストの画面です。
ボタンやメニューから表示できる他、リストに色を追加すると自動的に表示されます。

新しく登録された色は一番上に配置されます。
実際に登録された色は左端の色で、RGB値もその色のものが表示されます。
右に並ぶ色は、登録色を基にした関連色です。
登録色・関連色ともに、ダブルクリックする事で現在の色として取得できます。

初期設定では16色まで色リストに登録できます。
それ以上登録した場合は、一番下の色がリストから無くなります。

このスキンの場合、画面上部のボタンでリスト内の色の操作なども行えます。
尚、左端のグラデーション表示に特別な意味はありません

登録色と関連色

配色の参考用にこのような関連色を表示する仕様となっています。
単純に色を保持するだけならグリッドペイントでも可能です。

関連色 (拡大してます)
  1. 登録色
    メイン画面から登録された色そのものです。
    リスト画面内で表示されるRGB値はこの色のものです。
  2. トライアドA
    色相環の中で登録色と正三角形の位置に当る色です。
    この三色での配色はバランスの取れたものになるそうです。
    具体的にはHSV値のH値を120加えてSV値はそのままの色となります。
  3. トライアドB
    正三角形の3つ目。HSV値のH値を120引いた色。
  4. 補色
    色相環で反対側の位置に当る色。
    互いの色を引き立てる効果があるけど純色などでは少々キツくなるそうです。
  5. 反転色
    RGB値のそのまま反転させた色。普通にキツい配色になりやすいです。
  6. モノクロ
    YUVを加味して白黒化した色。人間の眼に映るその色の明るさ。のようなモノです。
    背景に柄や模様を用いる場合、この値が近い色で描くとうるさくなりにくいようです。
    背景と前景でこの値が近いと見難い配色となります。

色リストの操作

ボタンやメニューから色リストやリスト内の登録色に対していくつかの操作が可能です。

  • ファイルへ保存/ファイルから開く
    現在の色リストの内容をファイルへ保存したり、ファイルから読み込む事が可能です。
    一応専用の拡張子を設けていますが使う方が把握できれば何でも構いません。
    ファイル自体はRGB値を32bit単位で並べただけのバイナリファイルです。
  • 上/下へ移動
    リスト内の選択中の色を、上/下の色と位置交換します。
    色の選択はリスト内の色を左クリックで行います。
    TabキーやShift+Tabキーで選択色の切り替えも可能です。
    また、リスト内の色をドラッグ&ドロップする事で直接交換もできます。
  • 削除
    選択中の色を色リストから除外します。
    Shift+Delキーでも可能です。


グリッドペイント

無駄な使い方です

全体的な配色イメージを掴む為の簡易ペイント機能です。
色を保持する為のパレットのような使い方もできます。
右クリックメニュー内「表示 > グリッドペイント」から表示可能です。

ペイントはグリッド単位で行われます。
各グリッドのサイズや縦横のグリッド数は、INIファイルを編集する事で変更可能です。

グリッドペイント画面内の操作はマウスで行います。


メニュー項目

スキンによってはボタンでは存在しない機能も多々あります。
しかし右クリックメニュー内の項目からならどのスキンでも全ての機能が使用可能です。
また各操作に割り振られたショートカットキーからも同様に実行できます。


キー割り当て

以下は初期設定でのキー割り当てです。
各操作へのショートカットキーは、右クリックメニュー内で確認可能です。
1つの操作に複数のキーを割り当てた場合、最初のキーしか表示されませんがちゃんと有効なハズです。

ショートカットキー
操作キー
RGB値を(現在の表記形式で)コピーCtrl + C
Enter
色リストへ追加Ctrl + A
RGB値を自動入力Ctrl + Q
RGB値の貼り付けCtrl + V
ランダムカラーCtrl + R
HSV操作 ON/OFFCtrl + H
色リスト画面 ON/OFFCtrl + L
グリッドペイント画面 ON/OFFCtrl + G
ヒントF1
最小化Ctrl + M
終了Alt + F4
色リスト
操作キー
ファイルから(色リストを)開くCtrl + O
ファイルへ(色リストを)保存Ctrl + S
(選択色を)上へ移動Shift + up(↑)
Shift + W
(選択色を)下へ移動Shift + down(↓)
Shift + S
(選択色を)削除Shift + Del
リスト内の選択色を現在の色にするQ
トライアドAを現在の色にするW
トライアドBを現在の色にするE
補色を現在の色にするR
反転色を現在の色にするT
モノクロ色を現在の色にするY
RGB・HSV値操作
操作キー
数値+1right(→)
num +
数値-1left(←)
num -
数値+8up(↑)
数値-8down(↓)
数値+16PageUp
num *
数値-16PageDown
num /
数値/10BackSpace
数値最大Home
数値最小(0)End
Del
数字入力0~9
num 0~9
操作中のRGB・HSV値に対して有効です。
操作キー
操作キー
次のコントロール(色)へTab
前のコントロール(色)へShift + Tab
ウィンドウ切り替えCtrl + Tab
メニュー表示Menu
スポイト中のカーソル位置調整
操作キー
マウスカーソル左へleft(←)
A
マウスカーソル上へup(↑)
W
マウスカーソル右へright(→)
D
マウスカーソル下へdown(↓)
S
※この操作のキーと他の操作のキー割り当ては重複可能です。