mod_GUIOBJ 説明2
< この文書について >
これは「mod_GUIOBJ」の説明書の2枚目です。
< 機能 >
□< リストボックス >
枠無しウィンドウを2枚使ってリストボックスを作ります。
最大で50個まで管理できます。
リストボックス1つにつき、アイテムは最大で5000個まで管理できます。
CTRLキーによる複数選択やSHIFTキーによる一括選択に対応しています。
また、アイテムのメッセージには複数行文字列も使えます。
・設置
・削除
・アイテムの変更
・アイテムの状態の取得
・アイテムの状態の設定
・指定したアイテムが上端に来るようにスクロール
・装飾の変更
・有効化/無効化
・表示/非表示
・位置の変更
・内部情報の取得
リストボックス作成時に垂直スクロールバーがボックスの右隣に設置されます。
スクロール度合いの取得や設定は、スクロールバーを通して行ってください。
□< ドロップダウンリスト >
枠無しウィンドウを3枚使ってドロップダウンリストを作成します。
主要な部分はリストボックスでできています。
最大で50個まで管理できます。
ドロップダウンリスト1つにつき、アイテムは最大で5000個まで管理できます。
・設置
・削除
・選択されているアイテムのIDを取得
・装飾の変更
・有効化/無効化
・表示/非表示
・位置の変更
・内部情報の取得
□< スクロールエリア >
枠無しウィンドウを3つ使ってスクロールエリアを作成します。
最大で100個まで管理できます。
・設置
・削除
・中身の入れ替え
・スクロール度合いの取得
・スクロール
・装飾の変更
・マウスホイール操作によるスクロールの有効/無効の設定
・有効化/無効化
・表示/非表示
・位置の変更
・内部情報の取得
< 命令・関数 >
□< リストボックス >
命令・関数 | 説明 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
MGO_SetListbox | 現在の操作先ウィンドウの、pos命令で指定されている場所にリストボックスを設置します。 [書式] MGO_SetListBox array1,array2,array3,str,label
array1 : 設定用変数1 < 設定用変数1 > 整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。
・ボックスの外枠xサイズはアイテムのxサイズ+2になります。 < 設定用変数2 > 整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。
スクロールバーの外観の設定を記述します。
無事に設置できた場合は、設置されたリストボックスのIDがstatに格納されます。 設置直後はアイテムが何も無い状態です。「MGO_ChangeItem_LB」命令でアイテムをセットしてください。
アイテムの選択状態が変化する度に「label1」で指定されたラベルにサブルーチンジャンプしますが、その際、操作されているリストボックスのIDと選択されているアイテムの個数は「id@GUIOBJ_293」,「num1_public@GUIOBJ_293」整数型変数でそれぞれ参照できます。 |
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MGO_DelListBox | リストボックスを削除します [書式] MGO_DelListBox id id : 削除対象のリストボックスのID
無事に削除できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_ChangeItem_LB | リストボックスのアイテムを変更します。 [書式] MGO_ChangeItem_LB id,num,array
id : 対象のリストボックスのID
アイテムリストは文字列型配列変数です。要素(k)に第k番アイテム(k=0,1,2,・・・)のメッセージを入れてください。複数行文字列も使えます。 無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_GetItemStat_LB | リストボックスのアイテムの状態を取得します。 [書式] MGO_GetItemStat_LB id,array id :
対象のリストボックスのID < array > 要素(k) (k=1,2,3,・・・)は第k番アイテムの状態を記録します。 無事に取得できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_SetItemStat_LB | リストボックスのアイテムの状態を設定します。 [書式] MGO_SetItemStat_LB id,array id :
対象のリストボックスのID < array > 要素(k) (k=1,2,3,・・・)は第k番アイテムの状態を記録します。 無事に設定できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_ScrollA_LB | 指定したアイテムがボックスの上端に表示されるようにスクロールします。 [書式] MGO_ScrollA_LB id,p
id : 対象のリストボックスのID 末端付近のアイテムは上端に表示することはできませんが、最大限スクロールされます。 無事にスクロールできた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_ChangeLBAppearance | リストボックスの装飾を変更します。 [書式] MGO_ChangeLBAppearance id,array,str id :
対象のリストボックスのID < array > 整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。
この命令ではスクロールバーの装飾は変更できません。変更したい場合はスクロールバーの機能を使ってください。 無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_EnableOrNot_LB | リストボックスの有効/無効を設定します。 [書式] MGO_EnableOrNot_LB id,opt
id : 対象のリストボックスのID 無事に設定できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_VisibleOrNot_LB | リストボックスの表示/非表示を設定します。 [書式] MGO_VisibleOrNot_LB id,opt id :
対象のリストボックスのID
無事に設定できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_MoveListBox | リストボックスの位置を変更します。 [書式] MGO_MoveListBox id,x,y id :
対象のリストボックスのID 無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_GetInternalInfo_LB | リストボックスの内部情報を取得します。 [書式] MGO_GetInternalInfo_LB id,array1,array2,array3,var,label id :
対象のリストボックスのID < array1 > 整数型配列で、各要素に保存される値は次の通りです。
< array2 > 整数型配列です。 (a,0) : アイテムの有効/無効 (0,1)=(無効,有効) < array3 > 文字列型配列です。 無事に取得できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_SetDDL | 現在の操作先ウィンドウのカレントポジションにドロップダウンリストを設置します。 [書式] MGO_SetDDL id,array1,array2,array3,array4 ,str,label
id : ドロップダウンボックスとして使用するウィンドウのID < array1 > リストボックスのシステム設定を記述します。 整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。
・ドロップダウンリストの外枠xサイズは
アイテムのxサイズ+17 になります。 その他の仕様はリストボックスに依存します。 < array2 > リストボックスの外観を記述します。 整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。
・ドロップダウンボックスの枠はリストボックスの枠と同じ色になります。 < array3 > スクロールバーの外観の設定を記述します。
< array4 > ドロップダウンボックスの外観の設定を記述します。 整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。
・ドロップダウンボタンは正方形で、1辺の長さはアイテムのyサイズ+2です。 ※左から順に「通常」,「マウスオーバー」,「押し下げ」の3状態を並べて用意してください。
無事に設置できた場合は、設置されたドロップダウンリストのIDがstatに格納されます。 設置直後はアイテムが何も無い状態です。「MGO_ChangeItem_LB」命令でアイテムをセットしてください。
選択状態が変化する度に「label1」で指定されたラベルにサブルーチンジャンプしますが、その際、操作されているドロップダウンリストのIDと選択されているアイテムのIDが「id@GUIOBJ_311」,「id_item@GUIOBJ_311」整数型変数でそれぞれ参照できます。 |
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MGO_DelDDL | 指定されたドロップダウンリストを削除します。 [書式] MGO_DelDDL id id : 対象のドロップダウンリストのid
無事に削除できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_GetItemID_celected | ドロップダウンリストで選択されているアイテムのIDを取得します。 [書式] val = MGO_GetItemID_celected(id) id : 対象のドロップダウンリストのid
エラーが発生した場合は-1が返ります。 |
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MGO_ChAppearance_DDL | ドロップダウンリストの装飾を変更します。 ※この命令ではリストボックスの装飾は変更できません。変更したい場合はリストボックスの機能を使ってください。 [書式] MGO_ChAppearance_DDL id ,array
id : 対象のドロップダウンリストのid < array > 整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。
無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_EnableOrNot_DDL | ドロップダウンリストの有効/無効を切り替えます。 [書式] MGO_EnableOrNot_DDL id,opt id :
対象のドロップダウンリストのid
無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_VisibleOrNot_DDL | ドロップダウンリストの表示/非表示を切り替えます。 [書式] MGO_VisibleOrNot_DDL id,opt id :
対象のドロップダウンリストのid
無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_MoveDDL | ドロップダウンリストの位置を変更します。 [書式] MGO_MoveDDL id,x,y id :
対象のドロップダウンリストのid
無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_GetInternalInfo_DDL | ドロップダウンリストの内部情報を取得します。 [書式] MGO_GetInternalInfo_DDL id,array,var1,var2 id : 対象のドロップダウンリストのid < array > 整数型配列で、各要素に保存される値は次の通りです。
無事に取得できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_SetScrollArea | 現在の操作先ウィンドウのカレントポジションにスクロールエリアを設置します。 [書式] MGO_SetScrollArea array1,array2,array3 ,label1, label2 array1〜3 :
設定用変数 < array1 > 整数型配列で、各要素に保存すべき値は以下の通りです。
スクロールバーの幅は15pxで固定です。 < array2 > 水平スクロールバーの外観の設定を記述します。
< array3 > 垂直スクロールバーの外観の設定を記述します。
スクロールされる度に「label1」で指定されたラベルにサブルーチンジャンプしますが、その際、操作されているスクロールエリアのIDが「id_ScA@GUIOBJ_332」整数型変数から参照できます。 中身のウィンドウに対してマウスホイール操作がある度に「label2」で指定されたラベルにサブルーチンジャンプしますが、その際、操作されているエリアのIDが「id@GUIOBJ_333」整数型変数から参照できます。 ホイールの回転量をmousewで取得することはできません(先にモジュール側で参照しているため、内容がクリアされています。)が、wparamを65536で除した値で代用できます。 無事に設置できた場合は、設置されたスクロールエリアのIDがstatに返ります。そうでない場合は-1が返ります。 |
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MGO_DelScrollArea | スクロールエリアを削除します。 [書式] MGO_DelScrollArea id id : 対象のスクロールエリアのID 削除されたスクロールエリアにキャプチャされていたウィンドウは解放されます。 無事に削除できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_ChangeContent_ScA | スクロールエリアの中身を入れ替えます。 [書式] MGO_ChangeContent_ScA id,wid id :
対象のスクロールエリアのID 無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_GetScrollDegree_ScA | スクロールエリアのスクロール度合いを取得します。 [書式] MGO_GetScrollDegree_ScA id ,array id :
対象のスクロールエリアのID < array > 実数型配列で、構造は以下の通りです。
要素(2),(3)が例えば -100,-50 なら、中身が左に100,上に50スライドしていることを意味します。 無事に取得できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_Scroll_ScA | スクロールエリアをスクロールします。 [書式] MGO_Scroll_ScA id ,opt ,x,y id :
対象のスクロールエリアのID opt=0 の場合にx,yで0〜1の範囲外の値を指定すると、そのパラメータが無視され、現在の値が使われます。 opt=1 の場合にx,yで「正の値」または「-1×中身のx,yサイズ以下の値」を指定すると、〃 中身のウィンドウのxサイズがフレームのxサイズ以下の場合、x方向のスクロールは行われません。yについても同様です。 無事に設定できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_ChAppearance_ScA | スクロールエリアの装飾を変更します。 [書式] MGO_ChApperance_ScA id ,r,g,b id :
対象のスクロールエリアのID この命令ではスクロールバーの装飾は変更できません。 無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_EnableWheelScroll_ScA | マウスホイール操作によるスクロールの有効/無効を設定します。 [書式] MGO_EnableWheelScroll_ScA id, opt id : 対象のスクロールエリアのID [備考] この命令ではスクロールバーに対するマウスホイール操作によるエリアのスクロールの有効/無効を設定することはできません。 [実行後のstatの値] 無事に設定できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_EnableOrNot_ScA | スクロールエリアを有効化/無効化します。 [書式] MGO_EnableOrNot_ScA id,opt id :
対象のスクロールエリアのID 無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_VisibleOrNot_ScA | スクロールエリアの表示/非表示を切り替えます。 [書式] MGO_VisibleOrNot_ScA id,opt id :
対象のスクロールエリアのID 無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_MoveScrollArea | スクロールエリアの位置を変更します。 [書式] MGO_MoveScrollArea id,x,y id :
対象のスクロールエリアのID 無事に変更できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |
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MGO_GetInternalInfo_ScA | スクロールエリアの内部情報を取得します。 [書式] MGO_GetInternalInfo_ScA id,array1,array2,var1,var2 id :
対象のスクロールエリアのID < array1 > 整数型配列で、構造は以下の通りです。
< array2 > 実数型配列で、構造は以下の通りです。
無事に取得できた場合はstatの値が0に、そうでない場合は1になります。 |