エラーメッセージ一覧

実行中にエラーが起きた場合、どんなエラーが起きたのかが表示されるようになっています。Net Catcherでは、独自のエラーダイアログを表示していますが、内容はHSP既定のものと同じです。

この資料は、エラーが発生した時にその原因を調べるために利用するためのものです。 また、以下のサイトも参照してみてください。

HSP3のFAQ:エラーメッセージの意味と対処法が分からない(HSPWiKi)

http://quasiquote.org/hspwiki/HSP3のFAQ:エラーメッセージの意味と対処法が分からない



エラー番号とその内容は、以下の通りです。

No.1 "システムエラーが発生しました"

通常は表示されないエラーです。ファイルが破損している場合や、予期しない事態が起こった時に表示されます。原因を突き止めることが困難なエラーです。

No.2 "文法が間違っています"

関数と命令の記述方法が間違っている時や、変数名、ラベル名が間違っている時に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.3 "パラメータの値が異常です"

パラメータの値が許容範囲を越えている場合に表示されます。

No.4 "計算式でエラーが発生しました"

計算式の書き方が間違っていたり、使用できない記号や演算をしようとした時に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.5 "パラメータの省略はできません"

パラメータの省略ができない部分が省略されている時に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.6 "パラメータの型が違います"

パラメータに指定された型(文字列型、数値型など)が、規定のものではない時に表示されます。変数が指定されている場合は、変数の型が間違っています。

No.7 "配列の要素が無効です"

配列の要素として指定した値が、dim、sdim命令などで設定した数を越えている時に表示されます。ただし、Net Catcher 8では拡張命令以外で使われていないため、通常は表示されません。

No.8 "有効なラベルが指定されていません"

ラベルとして指定すべきパラメータが間違っている場合や、ラベルを示す「*」の後に何もない時に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.9 "サブルーチンやループのネストが深すぎます"

gosub命令、repeat命令を多重に実行しすぎた時に表示されます。

No.10 "サブルーチン外のreturnは無効です"

gosub命令で呼ばれていないのに、return命令が実行された時に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.11 "repeat外でのloopは無効です"

repeat命令がないのに、loop命令が実行された時に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.12 "ファイルが見つからないか無効な名前です"

ファイル操作をする時に、指定されたファイルが見つからなかったか、またはアクセスできないファイルである時に表示されます。

No.13 "画像ファイルがありません"

picload命令で読み込むための画像ファイルが見つからない時に表示されます。画像ファイルがないことが指摘されます。

No.14 "外部ファイル呼び出し中のエラーです"

exec命令で外部ファイルを呼び出す際に、何らかの問題が発生した時に表示されます。

No.15 "計算式でカッコの記述が違います"

計算式で使われている括弧「(、)」の書式が正しくない、または対応がおかしい時に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.16 "パラメータの数が多すぎます"

命令に指定されたパラメータの数が多すぎる時に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.17 "文字列式で扱える文字数を越えました"

文字列を扱う上での許容量を越えた時に表示されます。

No.18 "代入できない変数名を指定しています"

システム変数や予約キーワードに対して代入しようとした時に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.19 "0で除算しました"

0で割り算をしようとした場合に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.20 "バッファオーバーフローが発生しました"

文字列変数のためにsdim命令や、dim命令で確保したサイズをオーバーした場合や、変数バッファを超えてアクセスを行なおうとした場合に表示されます。ただし、Net Catcher 8では拡張命令以外で使われていないため、通常は表示されません。

No.21 "サポートされない機能を選択しました"

gcopy命令でパレットモード時に半透明コピーを実行しようとした場合など、機能としてサポートされない設定が行なわれている場合に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.22 "計算式のカッコが深すぎます"

計算式が複雑すぎて評価中にスタックオーバーが起こった場合や何らかの理由で正しく計算が行なわれなかった時に表示されます。通常、表示されることはありません。これが表示される場合は、システムに致命的なエラーが発生したことを示しています。

No.23 "変数名が指定されていません"

パラメーターとして変数名を指定すべき場所に間違った記述がされていると表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.24 "整数以外が指定されています"

パラメーターに整数のみを指定すべき場所で他の型が検出された時に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.25 "配列の要素書式が間違っています"

配列要素の書き方が間違っている場合や、配列要素を書いてはいけない場所に書かれている時に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.26 "メモリの確保ができませんでした"

システムの物理メモリを確保できなかった時に表示されます。これが表示される場合は、致命的なエラーとなります。

No.27 "タイプの初期化に失敗しました"

標準型及びプラグインによる拡張型の初期化に失敗した時に表示されます。これが表示される場合は、システムに致命的なエラーがあることを示しています。

No.28 "関数に引数が設定されていません"

関数のパラメーターが正しく記述されていない場合に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.29 "スタック領域のオーバーフローです"

サブルーチン呼び出しや、式の評価の処理中にスタックが破壊された場合に表示されます。通常、表示されることはありません。これが表示される場合は、システムに致命的なエラーが発生したことを示しています。

No.30 "無効な名前がパラメーターに指定されています"

パラメーターとして無効な名称が使用されている場合に表示されます。実態のないエイリアスやローカル変数が参照された場合にも表示されることがあります。

No.31 "異なる型を持つ配列変数に代入しました"

初期化されている型と異なる型の値を配列に代入しようとした場合に表示されます。

No.32 "関数のパラメーター記述が不正です"

関数のパラメーター書式が間違っている場合や、カッコが足りない時に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.33 "オブジェクト数が多すぎます"

ウィンドウ内に配置されるオブジェクトが設定された制限値を越えた場合に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.34 "配列・関数として使用できない型です"

配列をサポートしていない型で配列指定をした場合や、関数でないキーワードを関数として使用しようとした時に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.35 "モジュール変数が指定されていません"

パラメーターにモジュール変数を指定すべき場所に間違った内容が書かれている場合に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.36 "モジュール変数の指定が無効です"

パラメーターに指定されたモジュール変数が間違ったモジュールで初期化されている場合に表示されます。通常、表示されることはありません。これが表示される場合は、システムに致命的なエラーが発生したことを示しています。

No.37 "変数型の変換に失敗しました"

変数や値の型を変換ができなかった時やサポートされていない場合に表示されます。スクリプトの問題が指摘されます。

No.38 "外部DLLの呼び出しに失敗しました"

外部DLLの関数呼び出しの先のアドレス取得に失敗した場合に表示されます。

No.39 "外部オブジェクトの呼び出しに失敗しました"

COMオブジェクトの呼び出し中にエラーが発生した場合に表示されます。

No.40 "関数の戻り値が設定されていません。"

ユーザー関数として定義されているスクリプト中に、return命令で戻り値を設定していなかった場合に表示されます。

No.41 "関数を命令として記述しています。"

関数として定義されているキーワードを命令の書式で記述している場合に表示されます。命令の名前を間違って書いているか、HSP2から関数化された名前を誤って使用しているスクリプトの問題が指摘されます。